潔癖症でありズボラ
参考にしているブログ内で、これ!と思った事。
「彼は潔癖ではなく
自分のテリトリーは
決して綺麗に保っていない。
自分勝手な綺麗好きだ。」
彼は私へのアプローチ方として、自分のズボラさをわざわざビデオ通話で見せてきた。
何故、私に食い付いてきたか?
それはここ2、3日の別れる別れないの話から見えて来た。
そして、ブログ主さんの夫のように、変化を嫌うので、別れたくないのだと確信。
自信がなくなり、疲弊しカサンドラ症候群に陥りかけていると説明しても、仮病だと片付ける。
彼は自分が何かしらの発達障害を患っていると認識していて、私が婚活サイト内で、片付けが苦手と言うところに目を付けた。
同類だと確信したんだね。
なので、付き合った後は、最初の頃は私の良い部分?を大袈裟に褒めまくり、自分に惹きつけておく。
彼の家で過ごす事が多かったのだが、徐々にひたすら私のダメな部分しか探さず、つつきまくる。
彼の家は、何年この状態?と言うくらいごちゃごちゃ。
何とかしたいと言うが、片付けようとすると、彼の拘りが炸裂し、全く片付かない。
物を溜め込む、まとめ買い、賞味期限切れの宝庫、思い出の品は捨てられない。
ゴミはマイルールで分別しないと気が済まない。
普通じゃないので、いちいちゴミが出たら確認しないと捨てられない。
賞味期限切れは数ヶ月のものは良いとして、数年経つと色も味も変わる。
油を使っているものは酸化し体に悪いと説明すると、しぶしぶ捨てさせてくれた。
が、未だに捨てた事をとがめ、当時はスッキリした!と言っていたにも関わらず、後には「お前に気を遣ってそう言っただけだ!」と言う始末。
リビングのテーブルの上は、出しっぱなしの小物で埃が積もっている。
床にも雑誌や書類が積まれているので床掃除もできない。
自分が座る座椅子スペースの周りだけ、手で埃をかき集める程度。
高かったと言う空気清浄機は回りっぱなしだけど、掃除はしてなく埃まみれ。
ズボラな私には許容範囲だし、まめさのない私には、都合がいい状態。
本格的に同棲となれば、文句覚悟で片付けていけばいい。
だが、一番のネック、それは、台所事情。
彼はある洗剤会社にこだわっている。
マルチとも言われている洗剤会社の洗剤じゃないと、体も手も洗えない。
いや、それがないと洗えないので、出先で温泉に寄ろうかと言う場面でも、どんなに体が汚れていても、マイお風呂道具がないからと我慢する。
そして厄介なのは、浄水器。
その会社の浄水器でないと、歯も磨けない。
皿洗いも、その浄水ですすがないと気が済まない。
私に料理させても、「浄水器の口を汚すな!」と、台所に張り付く。
そして、料理中のお玉や菜箸、鍋の蓋の置き方にまでルールがあると激昂する。
こっちは何十年と主婦業をやってきている。
台所のルールなんて人それぞれという事を説明しても通じない。
ルールは一つしかないと頑張る。
この時も、2回に一度は繰り返してきた結末になる。
何度も、「やってられません!」と、別れ話になり、荷物をまとめて帰ろうとする私。
「おー、気持ち悪いから出てけ!」
と言う彼。
この時はたまたま自分の車で来ていたのが私にとってはラッキーだった。
荷物を自分の車に積み、彼の車にある荷物を取りたいと言っても、
「めんどくさい、寒い」などと言い渡さない。
これ、別れたくないからなんです。
毎回私を迎えに来ていたので、毎度の別れ話では、荷物を着払いで送るか、後日取りに来るか、そんな事でなかなか折り合いが付かず、ダラダラ話し合ううちに仲直りしていた。
でもこの日は違う。
勝手に彼の車のキーを探していると、
「車の中の物は俺の所有物だから、勝手な事はできない!出したいなら裁判起こせ!」です。
私の財産でもあるけど、法律好きな彼の主張も間違ってはいない。
が、一般的に常識的に、別れるのであれば荷物は渡すべきで、その後も見たくないのが普通。
置いていった荷物はどうするのか、毎度別れ話になる度に揉めるが、「海に捨てる」「燃やす」「使える物は使う」などと言うのが常套句。
そんな手間は取らせたくない、新しい彼女に見られたらドン引きする、置いておくのは気持ち悪い、と言ってもダメ。
別れたくないなら別れたくない、お前が必要だと言えないのか?
「去りたければ去っていい」
そう言い続けるわりには、毎度キレが悪い。
この料理事案の時は、さすがに警察を呼びました。
彼が、おー呼べ!と言うので。
人との揉め事や警察が大好きな彼だが、さすがに警察沙汰はめんどくさいのか、警察が到着する前に車から私の荷物を放り出した。
警察に電話をかけ直し、解決した旨を伝えたが、このご時世、男女の揉め事は身の安全を確認しないといけないと言う事で、聴取しに伺いますとのこと。
彼はリビングで、私は玄関先で別々に聴取を受ける。
何やらごちゃごちゃと興奮気味に話している彼。
今日は、このままだとまた話がぶり返す可能性があるからと、私はできれば実家などに戻った方がいいと言われました。
そして、帰ろうとすると、彼がリビングから機嫌よく顔を出し、
「裏技知ってる?帰るふりして戻ればいいからね」
と、警察の前でにこやかに裏技を伝授された。
ま、それに乗ってしまったおバカな私。
その時に決断して帰っていれば、荷物問題もなく、ズルズル引きずらなくても済んでいた。
あー後悔。
いや、荷物だけの問題ではない。
今回、荷物は諦められても、もう一つ切るに切れない問題がある。
そして、警察が帰り、私は戻り、
「こんな事になってごめんね」
と言うと、珍しく
「俺もごめんね」
と謝ってきた。
さすがに警察沙汰にまで発展したから反省しているかと思いきや、
「あれは遊びの一環だから」
「楽しかった」
そんな、普通じゃない彼と、決別できるのはいつになることやら…